電子書籍の組版を考える

こちらのシンポジウムは終了いたしました。

パネルディスカッション風景
パネルディスカッション風景
会場風景
会場風景

発表内容

当日の発表内容を掲載しています。各ページより、発表資料もダウンロードしていただけます。       

協力:小形克宏さん(ブログ「もじのなまえ」

はじめに(司会・道広勇司)
村上真雄さん 「電子書籍の組版ってどうなの?」
本間淳さん 「電子書籍における組版の何を考えるべきか」
前田年昭さん 「和文組版の歴史に電子書籍は何をもたらすのか」
高瀬拓史さん  「形のない本をデザインする」
全体討議

開催概要

開催日時

2011年8月6日(土)14:30〜17:00(14:00開場/途中休憩含む)

パネリスト(50音順)

高瀬拓史さん(イースト株式会社)
本間 淳さん(フェリックス・スタイル)
前田年昭さん(編集・校正者)
村上真雄さん(アンテナハウス株式会社)

[司会]道広勇司(文字の学校)

定員

80名(先着順・要申し込み)

会場

ちよだプラットフォームスクウェア5F 会議室
(東京都千代田区神田錦町3‐21 東京メトロ竹橋駅より徒歩2分/JR神田駅より徒歩12分/東京メトロ神保町駅より徒歩7分)
アクセス

受講料

2000円(当日会場にて支払い)

講座の内容

本格的な電子書籍の時代を迎え,電子書籍の組版ルールをどうするのかという問いが投げかけられています。

印刷物の組版ルールは,読みやすくかつ見栄えが良くなるように工夫され,長年にわたって築き上げられてきました。電子書籍がその文化を吸収することはとても大切なことですが,一方で電子書籍には,読み手の側が自由にレイアウトを変更できたり,紙よりも低解像度であったりといった印刷物とは異なる特性があります。

今求められていることは,印刷物と電子書籍はどこが似ていてどこが違うのかを明らかにし,そのうえで電子書籍の望ましい組版ルールを作っていくことではないでしょうか。

そこで今回は,さまざまな立場のパネリストに集まっていただき,電子書籍の組版ルールを考えるための議論を,パネルディスカッション形式で行います。

また,電子書籍の特性を生かした新しい表現方法についても考えます。

もちろん,一般参加者のみなさんとの議論の時間も設けます。

ここでは,電子書籍の中でも,リフロー(reflow)型と呼ばれる動的レイアウトのもののみを扱います。

対象

ご興味のある方はどなたでも。

パネリスト紹介(50音順)

高瀬拓史(たかせ ひろし)
イースト株式会社EPUBエバンジェリスト(自称・笑)。EPUB 2.0仕様の日本語訳を手掛けたことを切っ掛けに電子出版の世界へ。日本電子出版協会「EPUB日本語要求仕様案」,総務省「電子出版環境整備事業ーEPUB日本語拡張仕様策定」プロジェクトに関わる。twitter:@lost_and_found

本間淳(ほんま じゅん)
Android向け縦組み表示アプリ「縦書きビューワ」(青空文庫形式テキスト対応、XHTML/EPUB2簡易対応)、Android向け国立国会図書館・近代デジタルライブラリー閲覧アプリ「近デジビューワ」開発者。フェリックス・スタイル取締役。twitter:@2SC1815J

前田年昭(まえだ としあき)
日雇い編集・校正者。電算写植組版ソフトの企画開発,辞書組版プロデューサーを経て,日本語の文字と組版を考える会世話人,日本規格協会電子文書処理システム標準化調査研究委員会WG2委員,句読点研究会世話人を歴任。2011年から神戸芸術工科大学で組版を教える。http://www.linelabo.com/KDU/

村上真雄(むらかみ しんゆう)
XML/HTML+XSL/CSS自動組版ソフトAntenna House Formatter開発者。アンテナハウス取締役(非常勤)。W3C会員としてXSLとCSS仕様に関わる。世界標準仕様(特にHTML+CSSとその応用のEPUB)でまともな日本語組版を可能にしたい。twitter:@MurakamiShinyu

トップページ お問い合わせ