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第46回「とめる? はねる? はらう? つける? はなす?」

開催概要

終了しました。
日時 
第一部:14:00〜16:30(開場13:30)
第二部:18:00〜21:00
会場第一部:印刷博物館(東京・飯田橋)
第二部:バルト(阿佐ヶ谷)
ゲスト笹原宏之さん(日本語学者)
参加費第一部:700円(飲み物つき;印刷博物館の入場料300円が別途必要です)
第二部:2500円(食事と乾杯用飲み物付き)
定員50 名(第一部)

内容

もじもじカフェはこの6月に10周年を迎えます。今回はこれを記念して特別版として開催します。

第一部

小学生のとき,「天」という字の一画目を短く書いてバツにされた覚えはありませんか。役所や金融機関の窓口で書いた名前を「常用漢字表と字体が違う」と書き直させられた経験はありませんか。元来同じ字が,ちょっとした書き方の違いで別の字とされてしまうことがありますが,その判断は教室でも窓口でも人によってバラバラなのが実情です。

また,世論調査からは,「糸」「入」「戸」「令」といった漢字で手書き文字と印刷文字(明朝体・ゴシック体など)の形が違っていることについて,しだいに理解されなくなってきていることが明らかになっています。

この春(2016年2月),文化庁から「常用漢字表の字体・字形に関する指針」と題する報告が出されたのは,こうした混乱を背景としたものでした。

今回は,文化庁の文化審議会 国語分科会 漢字小委員会の副主査としてこの指針作りに尽力された早稲田大学の笹原宏之さんをお招きし,指針の背景や内容のほか,裏話も含めた審議の過程などについて伺います。

漢字の字体・字形についての皆さんの体験や考えもお聞かせください。

第二部

もじもじカフェは毎回,終了後にゲストを囲んで懇親会を行っています。話しきれなかったこと,聞き足りなかった話で大いに盛り上がります。文字や印刷に興味を持つ人同士が知り合う機会にもなっています。

今回の懇親会は10周年を記念し,第二部「もじもじカフェの10年を振り返る」として開催します。

さらに,契丹文字 T シャツや本などの当たる大抽選会も開催します。

第二部のみの参加も可能です。多くのみなさんのご参加をお待ちしています。

ゲスト

プロファイル

写真

笹原宏之さん
(日本語学者)

笹原宏之(ささはら ひろゆき)
1965年,東京生まれ。早稲田大学大学院教授(2015年度ティーチングアワード)。博士(文学)(早大)。古代文字からネット用語まで,東アジアの漢字と日本語について調査研究を行っている。
早大で中国文学を専攻,同大学院で国語学を専攻し,文化女子大専任講師,国立国語研究所主任研究官などを歴任,東京大学などで非常勤講師を務める。文部科学省の「常用漢字」,法務省の「人名用漢字」,経産省の「JIS漢字」,総務省の「電子政府文字」の策定,改正のほか,日本放送協会(NHK)や日本医学会の用語の検討,『日本語学』,『新明解国語辞典』,中学国語教科書などの編集,(公財)日本漢字検定協会の漢字文化研究奨励賞の審査などに携わる。
著書に『日本の漢字』(岩波新書),『漢字の歴史』(ちくまプリマー新書),『当て字・当て読み 漢字表現辞典』(三省堂),『日本人と漢字』(集英社インターナショナル)などがあり,『国字の位相と展開』(三省堂)により金田一京助博士記念賞を受賞