検索の詳細

アポストロフ

ウクライナ語のアポストロフは文書によりバラバラで,以下の三種類の記号が使われていますが,Wiktionary には U+0027 で収録されていますので,これらのどれを入力しても自動的に U+0027 に変換して検索を実行します。

  • '(U+0027)
  • (U+2019)
  • ʼ(U+02BC)

(U+0027 は印刷物やウェブなどで使う正しい記号ではありませんが)

一致条件

先頭一致」とは,「検索窓に入力した綴りで始まる」という条件です。

たとえば япон と入力して「先頭一致」で検索すると,Японіяяпонка など「япон」で始まる見出し語がヒットします。

末尾一致」も同様です。ウクライナ語の動詞の不定形は -ти-тися で終わるので,титися と入力して「末尾一致」で検索すると,動詞を全て見つけることができます(一度に両方を検索する手段はありません)。

中間一致」は「その綴りを含む」ということです。

н のあとに п が続くことってあるのかな」というとき,нп と入力して「中間一致」で検索するとわずかな例が表示されます。

完全一致」は使う機会が少ないかもしれませんが,綴りが完全に分かっていて,検索結果をできるだけ絞りたいときに使いうるでしょう。

接頭辞・接尾辞

接頭辞は най-,接尾辞は -ка のような形で収録されています。

したがって,ハイフンのみを入力して,「末尾一致」で検索すれば接頭辞が,「先頭一致」で検索すれば接尾辞が全て見られます。(なお,-о- のような接中辞もヒットします)

2 単語以上からなる見出し語

一致条件における「先頭」「末尾」は,見出し語の先頭・末尾ではなく,見出し語を構成する単語の「先頭」「末尾」です。

たとえば наці と入力して「先頭一致」で検索すると,この綴りで始まる見出し語のほか,Організація Об'єднаних Націй(国際連合)もヒットします。

また,1 語でも複数の要素がハイフンで繋がったものは各構成要素を単語扱いするので,たとえば даб で「先頭一致」検索すると Абу-Дабі(アブダビ)がヒットします。

AND 検索

スペースで区切って 2 個以上の綴りを入力すると,それらの AND 検索になります。

たとえば,картопля(ジャガイモ)を引こうとして рл か思い出せないとき,ка топ とでも入力して「中間一致」で検索しましょう。すると「ка」を含み,かつ「топ」を含む,という検索条件になるので,十分少ないヒット数に絞られ,картопля が見つけられます。

このとき,うっかり「先頭一致」にすると,「ка」で始まり,かつ「топ」で始まる,という検索条件になるので何もヒットしません。

複数の一致条件を組み合わせる

スペース区切りで AND 検索をすると,区切られた全ての検索語に同じ一致条件が適用されてしまいます。

これでは「м で始まり ти で終わる」といった検索ができません。

そこで,検索語ごとに一致条件を指定する記号が用意されています。

検索語の前に ^ をつけると「その綴りで始まる」という条件になります。

検索語の後に $ をつけると「その綴りで終わる」という条件になります。

^ のみだと「先頭一致」,$ のみだと「末尾一致」,両方つけると「完全一致」です。

どちらも付けていない検索語は,ラジオボタンによる一致条件が適用されます。

以下の例を参考にしてください。

  • ^м ти$
    →「м で始まり ти で終わる」
  • ラジオボタンを「末尾一致」にして ^м ти
    →「м で始まり ти で終わる」
  • ラジオボタンを「中間一致」にして м ти$
    →「м を含み ти で終わる」