こちらの講座は終了いたしました。
日時・会場
日時
7月27日(土)14:00〜16:30
(途中休憩約10分含む)
講演者
内田 明(@uakira2)さん
定員
40名(要申込/先着順)
会場
カメリアプラザ6F 第3研修室(亀戸)
(東京都東京都江東区亀戸2-19-1 JR亀戸駅より徒歩2分)
アクセス
参加費
3,000円(当日会場にて支払い)
講演の内容
国立国会図書館「近代デジタルライブラリー」[注]をはじめとして,貴重な書物の画像がインターネット上で誰でも無料で自由に検察・閲覧できる電子図書館サービスがいくつもあります。このようなライブラリーを使えば,古い資料を縦横に調べることができます。
本講演会では,「近代日本語活字史の日曜研究者」を自任する内田明さんを仙台からお招きします。内田さんは主に活字の面からこれらデジタル図書館の膨大な資料を渉猟しつづけ,日本の近代活字の歴史を跡づけてこられました。
活字中毒者(読書好きの意でなく活版印刷における活字の中毒者)である内田さんが得たさまざまな興味深い知見を語っていただきます。
また,参加者のみなさんにデジタル図書館の「遊び方」を,実際に操作しながら伝授していただきます。
これらに関連し,デジタル図書館の資料がどのようなメタデータ(データに関するデータ;書誌情報など)をもつべきかなど,未来のデジタル図書館への提言も行っていただきます。
[注] 明治・大正・昭和前期の所蔵資料をデジタル画像化。約32万点がインターネットで閲覧できる。2012年に 国立国会図書館デジタル化資料 と統合された。
参考
Twitter タグ #活デ図 には興味深い実例がいろいろ。
内田明さんのブログ「日本語練習中」の 2013-07-11 #活デ図 「活字中毒者のデジタル図書館探訪」00草稿 もご覧ください。
対象
・近代の活字・組版に興味のある方
・国語や表記に関心のある方
・図書館員の方
・デジタル人文学に興味のある方
講演者紹介
内田 明(うちだ あきら)
1966年生、近代日本語活字史の日曜研究者。
府川充男氏、小宮山博史氏らの諸著作に触発されて基本日本語活字書体の成立史をより詳細に跡づけようと思い立ち、2004年頃から近代デジタルライブラリー等を活用した現存明治期印刷物通覧に挑戦中。中間成果の一部が2009年『活字印刷の文化史』(勉誠出版)に収録された。
一般書籍よりもマンガが好き(2009年、誠文堂新光社『アイデア』336号所収「来るべきマンガタイポグラフィ研究のために」)。
2013年6月現在、『アイデア』誌で「日本語活字の文化誌」を連載中。