第47回「駅の文字、電車の文字。」
開催概要
終了しました。
日時 | 14:00〜16:30(開場13:30) |
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会場 | バルト(東京・阿佐ヶ谷) |
ゲスト | 中西あきこさん(ライター) |
参加費 | 1200円(飲み物つき) |
定員 | 30 名 |
内容
鉄道に乗ると,駅の名前や車両の記号・番号をはじめとする,さまざまな文字を目にします。
現在はデジタルフォントを主に使いますが,かつて一つ一つ手で書いた時代がありました。その文字のかたちは,読みやすさとともに,効率良く書いて加工できるよう工夫されてきました。
今回のゲストは,鉄道雑誌に連載を持ち,鉄道をめぐる文字たちを追い続けているライターの中西あきこさんです。半世紀以上前の「日本国有鉄道掲示規程」にルーツを持ち,かたちを変えながら現在も使われ続けている「すみ丸角ゴシック体」を軸に,鉄道の文字の発展にどのような人々が関わってきたのか,どのようにして文字のかたちができてきたのか,そして,駅の文字,電車の文字を見る楽しみを語っていただきます。
みなさんの好きな鉄道の文字についても教えてください。
ゲスト
プロファイル
中西あきこ(なかにし あきこ)
1975年神奈川県川崎市生まれ。二松學舍大学大学院修了。大学時代より書道を学ぶ。月刊「旅と鉄道」(鉄道ジャーナル社)の連載をきっかけに地下鉄に残る旧い文字に興味を持つようになる。「鉄道デザインEX」(イカロス出版)の取材で国鉄制定書体「すみ丸角ゴシック体」と出会い,駅名標の手書き文字に魅了される。
2016年に『されど鉄道文字 駅名標から広がる世界』(発行:鉄道ジャーナル社,発売:成美堂出版)を上梓。現在,月刊「鉄道ジャーナル」(鉄道ジャーナル社)で「されど鉄道文字PLUS」を連載。昭和の時代感覚あふれる看板や書体,フォントをたずねて取材を続けている。元図書館員。