第43回「楽譜の来た道」
開催概要
もじもじカフェ第43回「楽譜の来た道」は終了しました。
日時 | 14:00〜16:30(開場13:30) |
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会場 | バルト(東京・阿佐ヶ谷) |
ゲスト | 松村洋一郎さん(音楽学者) |
参加費 | 1200円(飲み物つき) |
定員 | 30 名 |
内容
文字の発明によって人類は何千年も後の世に記録を残し,はるか遠方とも通信ができるようになりました。
同じように,楽譜の発明は,時代や国や言語の違いを越えて音楽を伝え,残すことを可能にしました。楽譜がなければ,約300年前にバッハが作曲した鍵盤作品を私たちが弾いたり,音楽家の演奏を楽しんだりすることは恐らくなかったでしょう。
長い間,人から人へ直接伝えることしかできなかった音楽は,いつどのようにして記録されるようになったのでしょう。そして,現在のような楽譜はどのようにして出来てきたのでしょうか。また,西洋音楽の発展や普及に,楽譜はどんな役割を果たしてきたのでしょうか。今回は,国立音楽大学ほかで音楽史を教える松村洋一郎さんをお招きし,西洋音楽の楽譜を中心に,楽譜と記譜法の歴史について伺います。
ゲスト
プロファイル
松村洋一郎(まつむら よういちろう)
1976年,山形県酒田市生まれ。横浜国立大学卒業。国立音楽大学大学院修了。慶應義塾大学大学院博士後期課程単位取得退学。専攻は西洋音楽史。
著訳書に『楽譜を読む本』(共著,ヤマハミュージックメディア),『図解雑学 クラシックの名曲解剖』(共著,ナツメ社),パウル・バドゥーラ=スコダ『バッハ 演奏法と解釈』(共訳,全音楽譜出版社)など。
現在,国立音楽大学,大東文化大学ほか講師。