第39回「映画字幕師・佐藤英夫の仕事とデジタル化」
開催概要
もじもじカフェ第39回「映画字幕師・佐藤英夫の仕事とデジタル化」は終了しました。
日時 | 14:00〜16:30(開場13:30) |
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会場 | バルト(東京・阿佐ヶ谷) |
ゲスト | 佐藤武さん(シネマフォント開発者) |
参加費 | 1000円(飲み物つき) |
定員 | 30 名 |
内容
外国映画の字幕は,その独特の文字で映画ファンに親しまれ,〈映画らしさ〉を醸し出してきました。
その字幕を40年以上にわたって2500本以上も書き続けた佐藤英夫さんが2013年7月22日,永眠されました。『ウエストサイド物語』も『アラビアのロレンス』も『ダーティーハリー』も『タイタニック』も英夫さんの字幕で上映されたのです。しかし英夫さんの信条は裏方に撤することでした。翻訳者の名は出ても字幕を書く「書き屋」の名は出ないのをよしとしていました。そして,字幕を意識させず映画鑑賞に集中できる文字の形を追求していたのです。
その英夫さんの仕事・人生を,そして字幕そのものについて,ご子息の佐藤武さんが語ります。
武さんは,個人での和文フォント制作がまだ極めて難しかった時代に父・英夫さんの文字のデジタル化に取り組み,フォント化に成功しました。それは,字幕の写植化が進み,手書きが廃れつつあった時代でもありました。この「シネマフォント」は今では DVD にも使われています。
ゲスト
プロファイル
佐藤武(さとう たけし)
1969年東京生まれ。日本大学文理学部応用物理学科卒。日立超LSIエンジニアリング株式会社に10年努め、退職後シネマフォントの開発に従事。現在は、“さとうけや”という屋号にて自営業を展開。シネマフォントはもとより,ソフト・ハードを問わず,時には電気工事もこなす器用貧乏。