第23回「脳から見た人間の文字」
開催概要
もじもじカフェ第23回「脳から見た人間の文字」は終了しました。
日時 | 15:00〜17:30(開場14:30) |
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会場 | バルト(東京・阿佐ヶ谷) |
ゲスト | 酒井邦嘉さん(脳科学者) |
参加費 | 1,000円(ワンドリンクつき) |
定員 | 30 名 |
内容
目だけで文字を読むことはできず,手だけで文字を書くことはできません。文字を学習して,読んだり書いたりするとき,脳が大きな役割を果たしているようです。しかし,その仕組みはあまりよく分かっていません。
古くは,脳の損傷と失読(読むことができなくなった状態)の関係を調べて,脳の特定の場所が読む能力と結びついていることが明らかにされてきました。最近では,脳の活動を画像化する装置を使い,「文字中枢」と呼ぶべき場所の働きが詳しく調べられています。
今回は,人間の言語能力を脳科学の立場から研究されている酒井邦嘉さんをゲストにお招きし,言語能力の中でもとくに文字の読み書きに脳がどのように関わっているかというお話を伺います。人間にとって文字とは何なのかをみなさんと一緒に考えたいと思います。
ゲスト
プロファイル
酒井邦嘉(さかい くによし)
1964年生まれ。東京都出身。東京大学 大学院理学系研究科 博士課程修了 理学博士。1996年マサチューセッツ工科大学 客員研究員を経て,1997年より東京大学 大学院総合文化研究科 助教授・准教授。2002年第56回毎日出版文化賞,2005年第19回塚原仲晃記念賞 受賞。専門は言語脳科学および脳機能イメージング。著書に,『言語の脳科学』『科学者という仕事』(中公新書)や『脳の言語地図』(明治書院)などがある。