第19回「どうする常用漢字」
開催概要
もじもじカフェ第19回「どうする常用漢字」は終了しました。
日時 | 15:00〜17:30(開場14:30) |
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会場 | バルト(東京・阿佐ヶ谷) |
ゲスト | 小形克宏さん(ライター) |
参加費 | 1000円 |
内容
『常用漢字表』って知っていますか? そう聞かれれば,ほとんどの人は「知っている」と答えると思います。では,そこにどんな漢字が入っていて,何のために作られたのか? そこまで聞かれると,答えられる人はそんなに多くないでしょう。知っているようで,実は知らない。それが常用漢字表の現実かもしれません。
現在の常用漢字表は,1981 年(昭和 56 年)に公布された 1945 字からなっていますが,現在,情報化時代に対応する国の新しい漢字政策の一部として,その見直しが進められています。
今春,『「新常用漢字表(仮称)」に関する試案』が文化審議会国語分科会漢字小委員会でまとめられ,広く一般に意見を募集しました。この 10 月には再び意見募集が行われ,来年 2 月に最終答申が出されることになっています。
今回は,常用漢字表見直しの審議を当初からウォッチしてこられたフリーライターの小形克宏さんに,新しい常用漢字表の基本的な考え方や,現在どんな議論が行われているのか,何が問題となっているのかをお伺いし,参加者の皆さんとともに新しい常用漢字表について考えていきたいと思います。
ゲスト
プロファイル
小形克宏(おがたかつひろ)1959 年生まれ,和光大学人文学部中退。2000 年より JIS X 0213 の規格制定とその影響を描いた『文字の海,ビットの舟』を「INTERNET Watch」(インプレス) にて連載,文字とコンピュータのフリーライターとして活動をはじめる。ブログ 「もじのなまえ」も更新中。主要な著書:『活字印刷の文化史』(共著,勉誠出版,2009 年),『新常用漢字表の文字論』(共著,勉誠出版,近刊)