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第18回「江戸の粋を書く」

開催概要

もじもじカフェ第18回「江戸の粋を書く」は終了しました。
日時 14:00〜16:30(13:30受付開始)
会場涼亭(東京都江東区・清澄庭園内)
ゲスト橘 右橘さん(江戸文字書家)
参加費1200円(お茶・お菓子つき)
浴衣でご参加の方は200円割引します。
※清澄庭園の入場料150円が別途必要です。

内容

寄席や歌舞伎で江戸の香りを今に伝える「江戸文字」。江戸文字とは,狭い意味では神社の千社札の文字をさしますが,広い意味では寄席で看板や「めくり」(演者名の垂れ紙)などに使う寄席文字,歌舞伎の招き看板などに使う勘亭流,相撲の番付などに使う相撲字などの総称です。

それぞれが日本の伝統的な演芸・スポーツ・信仰と深く結びつき,先人たちの努力によって確立・継承・発展してきました。江戸文字を知ることで,日本の伝統文化を観る楽しみも増すかもしれません。

今回は橘流寄席文字と勘亭流の継承者で,江戸文字研究会を主宰する橘右橘さんをゲストにお迎えし,書き文字の実演を交えてお話を伺います。夏の終わり,下町を代表する名庭園のお座敷で江戸文字文化の粋に触れてみませんか。浴衣でのご参加を歓迎します。

ゲスト

プロファイル

橘 右橘さん
(江戸文字書家)

橘 右橘(たちばな うきつ)
本名・中村泰士(なかむらやすひと),勘亭流名・荒井三鯉,評論筆名・中村真規。1952 年台東区稲荷町生まれ。青山学院大学入学とともに,橘流寄席文字家元・橘右近に師事。1975 年橘右橘の名を許され橘流一門に加わる。1987 年,勘亭流家元・二代目荒井三禮に師事。1990 年中村三鯉として勘亭流名取。4 年後姓も賜り,荒井三鯉となる。江戸からの千社札交換会「東都納札睦」で江戸文字も伝承。2003 年荒川区登録無形文化財(寄席文字・勘亭流・江戸文字)
現在,上野鈴本演芸場・寄席文字筆耕,国立劇場初芝居口上看板・勘亭流筆耕,東都納札睦(最古の千社札交換会)江戸文字主筆。江戸文字研究会を主宰し,江東区豊洲文化センター,読売日本テレビ文化センターなどで江戸文字を教える。
著書に『図説 江戸文字入門』(河出書房新社)がある。